佐々木 味津三

老中の眼鏡

新字新仮名 約14,461字・読了目安29分

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一 ゆらりとひと揺れ大きく灯ざしが揺れたかと見るまに、突然パッと灯りが消えた。奇怪な消え方である。 「……?」 対馬守は、咄嗟にキッとなって居住いを直すと、書院のうちの隅から隅へ眼を放ち乍ら、静かに闇の中の気配を窺った。 ――オランダ公使か…

作品情報

初出「改題」1930(昭和5)年
分類NDC 913
公開日2004-11-17
最終更新2014-09-18
底本 「小笠原壱岐守」講談社大衆文学館文庫、講談社
入力大野晋
校正noriko saito

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