高村 光雲

幕末維新懐古談

03 安床の「安さん」の事

新字新仮名 約1,959字・読了目安4分

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町内に安床という床屋がありました。 それが私どもの行きつけの家であるから、私はお湯に這入って髪を結ってもらおうと、其所へ行った。 「おう、光坊か、お前、つい、この間頭を結ったんじゃないか。浅草の観音様へでも行くのか」 主人の安さんがいいます…

作品情報

分類NDC 712 914
公開日2006-02-24
最終更新2016-01-18
底本 「幕末維新懐古談」岩波文庫、岩波書店
入力山田芳美
校正土屋隆

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