太宰 治

不審庵

新字新仮名 約8,296字・読了目安17分

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拝啓。暑中の御見舞いを兼ね、いささか老生日頃の愚衷など可申述候。老生すこしく思うところ有之、近来ふたたび茶道の稽古にふけり居り候。ふたたび、とは、唐突にしていかにも虚飾の言の如く思召し、れいの御賢明の苦笑など漏し給わんと察せられ候も、何をか…

作品情報

分類NDC 913
公開日2000-11-17
最終更新2014-09-17
底本 「太宰治全集5」ちくま文庫、筑摩書房
入力柴田卓治
校正夏海

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