宮本 百合子

蛋白石

新字新仮名 約11,806字・読了目安24分

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(一) 劇場の廊下で知り合いになってからどう気が向いたものか肇はその時紹介して呉れた篤と一緒に度々千世子の処へ出掛けた。 千世子は斯うやってちょくちょく気まぐれに訪ねて来る青年に特別な注意は、はらわなかった。 けれ共相当の注意を無意識の裡に…

作品情報

分類NDC 913
公開日2009-11-24
最終更新2014-09-21
底本 「宮本百合子全集 第二十八巻(習作一)」新日本出版社
入力柴田卓治
校正土屋隆

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