宮本 百合子

砂丘

新字新仮名 約3,130字・読了目安6分

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こまかいかげろうは砂の間からぬけ出したようにもえて居て海の色は黒いまでに蒼い、水と空と空の色、そのさかえからポッカリういたような連山の姿、いかにも春らしい、たるんだような、なつかしいような景色である。 風は有っても砂をまきたてるほどでもない…

作品情報

分類NDC 913
公開日2008-03-29
最終更新2014-09-21
底本 「宮本百合子全集 第三十巻」新日本出版社
入力柴田卓治
校正土屋隆

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