宮本 百合子

グースベリーの熟れる頃

新字新仮名 約5,923字・読了目安12分

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小村をかこんだ山々の高い峯は夕日のさす毎に絵で見る様な美くしい色になりすぐその下の池は白い藻の花が夏のはじめから秋の来るまで咲きつづける東北には珍らしいほどかるい、色の美くしい景色の小さい村に仙二は住んで居た。 十八で日に焼けた頬はうす黒い…

作品情報

分類NDC 913
公開日2008-03-27
最終更新2014-09-21
底本 「宮本百合子全集 第三十巻」新日本出版社
入力柴田卓治
校正土屋隆

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