田中 貢太郎

虎媛

新字新仮名 約5,532字・読了目安11分

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明の末の話である。中州に焦鼎という書生があって、友達といっしょに汴の上流へ往ったが、そのうちに清明の季節となった。その日は家々へ墓参をする日であるから、若い男達はその日を待ちかねていて、外へ出る若い女達を見て歩いた。焦生も友達といっしょに外…

作品情報

分類NDC 913 923
公開日2004-12-03
最終更新2014-09-18
底本 「中国の怪談(二)」河出文庫、河出書房新社
入力Hiroshi_O
校正noriko saito

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