田山 花袋

蒲団

新字新仮名 約50,358字・読了目安101分

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一 小石川の切支丹坂から極楽水に出る道のだらだら坂を下りようとして渠は考えた。「これで自分と彼女との関係は一段落を告げた。三十六にもなって、子供も三人あって、あんなことを考えたかと思うと、馬鹿々々しくなる。けれど……けれど……本当にこれが事…

作品情報

初出「新小説」春陽堂書店、1909(明治40)年9月号
分類NDC 913
公開日2003-01-11
最終更新2022-10-31
底本 「蒲団・重右衛門の最後」新潮文庫、新潮社
入力細渕真弓
校正細渕紀子

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