直木 三十五

寺坂吉右衛門の逃亡

新字新仮名 約9,258字・読了目安19分

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一 「肌身付けの金を分ける」 と、内蔵之助が云った。大高源吾が、風呂敷包の中から、紙に包んだ物を出して、自分の左右へ 「順に」 と、いって渡した。人々は、手から手へ、金を取次いだ。源吾が 「四十四、四十五、四十六っ」 と、いって、その最後の…

作品情報

分類NDC 913
公開日2006-12-02
最終更新2014-09-18
底本 「直木三十五作品集」文藝春秋
入力小林繁雄、門田裕志
校正鈴木厚司

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