楠山 正雄

葛の葉狐

新字新仮名 約17,852字・読了目安36分

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一 むかし、摂津国の阿倍野という所に、阿倍の保名という侍が住んでおりました。この人の何代か前の先祖は阿倍の仲麻呂という名高い学者で、シナへ渡って、向こうの学者たちの中に交ってもちっとも引けをとらなかった人です。それでシナの天子さまが日本へ還…

作品情報

分類NDC K913
公開日2003-10-29
最終更新2014-09-18
底本 「日本の諸国物語」講談社学術文庫、講談社
入力鈴木厚司
校正大久保ゆう

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