宮沢 賢治

マリヴロンと少女

新字新仮名 約2,399字・読了目安5分

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城あとのおおばこの実は結び、赤つめ草の花は枯れて焦茶色になって、畑の粟は刈りとられ、畑のすみから一寸顔を出した野鼠はびっくりしたように又急いで穴の中へひっこむ。 崖やほりには、まばゆい銀のすすきの穂が、いちめん風に波立っている。 その城あと…

作品情報

分類NDC 913
公開日2005-02-28
最終更新2014-09-18
底本 「新編 銀河鉄道の夜」新潮文庫、新潮社
入力土屋隆
校正noriko saito

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