宮沢 賢治

水仙月の四日

新字旧仮名 約6,094字・読了目安12分

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雪婆んごは、遠くへ出かけて居りました。 猫のやうな耳をもち、ぼやぼやした灰いろの髪をした雪婆んごは、西の山脈の、ちぢれたぎらぎらの雲を越えて、遠くへでかけてゐたのです。 ひとりの子供が、赤い毛布にくるまつて、しきりにカリメラのことを考へなが…

作品情報

初出「イーハトヴ童話 注文の多い料理店」盛岡市杜陵出版部・東京光原社、1924(大正13)年12月1日
分類NDC K913
公開日2003-05-15
最終更新2014-09-17
底本 「宮沢賢治全集8」ちくま文庫、筑摩書房
入力あきら
校正伊藤時也

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