宮本 百合子

白い翼

新字新仮名 約2,460字・読了目安5分

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或る夕方、雄鳩が先に小屋へ入った。片隅へ遠慮ぶかく落付きながら彼は雌を呼んだ。雌が来た。入口で一寸首を傾け内部を覗いてから棲り木に移った。彼等は両方からより添って互の体を軟く押しつけ合った。 外はまだ明るかった。特に西空はたっぷり夕陽の名残…

作品情報

初出「近代風景」1927(昭和2)年2月号
分類NDC 913
公開日2002-10-25
最終更新2014-09-17
底本 「宮本百合子全集 第三巻」新日本出版社
入力柴田卓治
校正米田進

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