宮本 百合子

海浜一日

新字新仮名 約4,021字・読了目安8分

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発動機の工合がわるくて、台所へ水が出なくなった。父が、寝室へ入って老人らしい鳥打帽をかぶり、外へ出て行った。暖炉に火が燃え、鳩時計は細長い松ぼっくりのような分銅をきしませつつ時を刻んでいる。露台の硝子越しに見える松の並木、その梢の間に閃いて…

作品情報

初出「若草」1927(昭和2)年4月号
分類NDC 913
公開日2002-10-27
最終更新2014-09-17
底本 「宮本百合子全集 第三巻」新日本出版社
入力柴田卓治
校正米田進

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