宮本 百合子

突堤

新字新仮名 約7,248字・読了目安14分

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炎天の下で青桐の葉が黝んで見えるほど暑気のきびしい或る夏の単調な午後、格子の内と外の板廊下にいる者とが見えないところでこんな話をしている。 「どうしたんだか、まだ写真を送ってよこさないんだがね」 「江の島で撮ったんですか」 「ああ、子供ら五…

作品情報

初出「中央公論」1935(昭和10)年10月「中央公論」五十周年記念特大号
分類NDC 914
公開日2002-06-05
最終更新2014-09-17
底本 「宮本百合子全集 第五巻」新日本出版社
入力柴田卓治
校正原田頌子

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