宮本 百合子

道づれ

新字新仮名 約20,370字・読了目安41分

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一 山がたに三という字を染め出した紺ののれんが細長い三和土の両端に下っていて、こっちから入った客は、あっちから余り人通りのない往来へ抜けられるようになっている。 重吉は、片側に大溝のある坂の方の途から来てその質やの暖簾の見える横丁にかかると…

作品情報

初出「文芸」1937(昭和12)年11月号
分類NDC 913
公開日2002-06-05
最終更新2014-09-17
底本 「宮本百合子全集 第五巻」新日本出版社
入力柴田卓治
校正原田頌子

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