宮本 百合子

二人いるとき

新字新仮名 約8,682字・読了目安17分

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習慣になっているというだけの丁寧なものごしで、取次いだ若い女は、 「おそれいりますが少々おまち下さいませ」と引下って行った。 土庇が出ている茶がかった客間なので、庭の梧桐の太い根元にその根をからめて咲き出ている山茶花の花や葉のあたりを暖かく…

作品情報

初出「新女苑」1938(昭和13)年1月号
分類NDC 913
公開日2002-06-05
最終更新2014-09-17
底本 「宮本百合子全集 第五巻」新日本出版社
入力柴田卓治
校正原田頌子

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