宮本 百合子

播州平野

新字新仮名 約106,294字・読了目安213分

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一 一九四五年八月十五日の日暮れ、妻の小枝が、古びた柱時計の懸っている茶の間の台の上に、大家内の夕飯の皿をならべながら、 「父さん、どうしましょう」 ときいた。 「電気、今夜はもういいんじゃないかしら、明るくしても――」 茶の間のその縁側か…

作品情報

初出「新日本文学」(第1~11節)、「潮流」(第16・17節)
分類NDC 913
公開日2002-10-04
最終更新2014-09-17
底本 「宮本百合子全集 第六巻」新日本出版社
入力柴田卓治
校正松永正敏

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