太宰 治

葉

新字新仮名 約10,018字・読了目安20分

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撰ばれてあることの 恍惚と不安と 二つわれにあり ヴェルレエヌ 死のうと思っていた。ことしの正月、よそから着物を一反もらった。お年玉としてである。着物の布地は麻であった。鼠色のこまかい縞目が織りこめられていた。これは夏に着る着物であろう。夏…

作品情報

初出「鷭」1934(昭和9)年4月
分類NDC 913
公開日1999-10-07
最終更新2014-09-17
底本 「晩年」新潮文庫、新潮社
入力加藤るみ
校正深水英一郎

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