寺田 寅彦

森の絵

新字新仮名 約2,072字・読了目安4分

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暖かい縁に背を丸くして横になる。小枝の先に散り残った枯れ/\の紅葉が目に見えぬ風にふるえ、時に蠅のような小さい虫が小春の日光を浴びて垣根の日陰を斜めに閃く。眩しくなった眼を室内へ移して鴨居を見ると、ここにも初冬の「森の絵」の額が薄ら寒く懸っ…

作品情報

初出「ホトトギス 第十巻第四号」1907(明治40)年1月1日
分類NDC 914
公開日2004-07-09
最終更新2016-02-25
底本 「寺田寅彦全集 第一巻」岩波書店
入力Nana ohbe
校正川向直樹

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