太宰 治

畜犬談

―伊馬鵜平君に与える―

新字新仮名 約12,824字・読了目安26分

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私は、犬については自信がある。いつの日か、かならず喰いつかれるであろうという自信である。私は、きっと噛まれるにちがいない。自信があるのである。よくぞ、きょうまで喰いつかれもせず無事に過してきたものだと不思議な気さえしているのである。諸君、犬…

作品情報

初出「文学者」1939(昭和14)年8月
分類NDC 913
公開日1999-04-12
最終更新2014-09-17
底本 「日本文学全集70 太宰治集」集英社
入力網迫
校正田尻幹二

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