太宰 治

薄明

新字新仮名 約9,472字・読了目安19分

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東京の三鷹の住居を爆弾でこわされたので、妻の里の甲府へ、一家は移住した。甲府の妻の実家には、妻の妹がひとりで住んでいたのである。 昭和二十年の四月上旬であった。聯合機は甲府の空をたびたび通過するが、しかし、投弾はほとんど一度も無かった。まち…

作品情報

初出新紀元社刊、1946(昭和21)年12月
分類NDC 913
公開日2000-03-21
最終更新2014-09-17
底本 「太宰治全集8」ちくま文庫、筑摩書房
入力柴田卓治
校正ゆうこ

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