太宰 治

花燭

新字新仮名 約18,940字・読了目安38分

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一 祝言の夜ふけ、新郎と新婦が将来のことを語り合っていたら、部屋の襖のそとでさらさら音がした。ぎょっとして、それから二人こわごわ這い出し、襖をそっとあけてみると、祝い物の島台に飾られてある伊勢海老が、まだ生きていて、大きな髭をゆるくうごかし…

作品情報

初出1939(昭和14)年5月
分類NDC 913
公開日1999-09-29
最終更新2014-09-17
底本 「太宰治全集2」ちくま文庫、筑摩書房
入力柴田卓治
校正小林繁雄

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