太宰 治

雌に就いて

新字新仮名 約5,143字・読了目安10分

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フィジー人は其最愛の妻すら、少しく嫌味を覚ゆれば忽ち殺して其肉を食うと云う。又タスマニヤ人は其妻死する時は、其子までも共に埋めて平然たる姿なりと。濠洲の或る土人の如きは、其妻の死するや、之を山野に運び、其脂をとりて釣魚の餌となすと云う。 そ…

作品情報

初出「若草」1936(昭和11)年5月
分類NDC 913
公開日1999-08-01
最終更新2014-09-17
底本 「太宰治全集1」ちくま文庫、筑摩書房
入力柴田卓治
校正鈴木伸吾

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