宮本 百合子

春桃

新字新仮名 約10,967字・読了目安22分

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一 情報局、出版会という役所が、どんどん良い本を追っぱらって、悪書を天下に氾濫させた時代があった。日配が、それらのくだらない本を、束にして、配給して各書店の空虚な棚を埋めさせた。今から三年ばかり前は、その絶頂であった。本らしい本をさがす心と…

作品情報

初出「近代文学」2、3号、1946(昭和21)年2、4月
分類NDC 901
公開日2003-05-04
最終更新2014-09-17
底本 「宮本百合子全集 第十三巻」新日本出版社
入力柴田卓治
校正米田進

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