太宰 治

おさん

新字新仮名 約10,731字・読了目安21分

この作品を読む Amazonで探す

一 たましいの、抜けたひとのように、足音も無く玄関から出て行きます。私はお勝手で夕食の後仕末をしながら、すっとその気配を背中に感じ、お皿を取落すほど淋しく、思わず溜息をついて、すこし伸びあがってお勝手の格子窓から外を見ますと、かぼちゃの蔓の…

作品情報

初出「改造」1947(昭和22)年10月
分類NDC 913
公開日2000-01-24
最終更新2014-09-17
底本 「太宰治全集9」ちくま文庫、筑摩書房
入力柴田卓治
校正かとうかおり

太宰 治の他の作品

太宰 治の作品をすべて見る →

底本情報の詳細は青空文庫の図書カードを参照してください。