宮沢 賢治

凾館港春夜光景

新字旧仮名 約685字・読了目安1分

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地球照ある七日の月が、 海峡の西にかかって、 岬の黒い山々が 雲をかぶってたゞずめば、 そのうら寒い螺鈿の雲も、 またおぞましく呼吸する そこに喜歌劇オルフィウス風の、 赤い酒精を照明し、 妖蠱奇怪な虹の汁をそゝいで、 春と夏とを交雑し 水…

作品情報

分類NDC 911
公開日2006-12-03
最終更新2023-07-04
底本 「日本随筆紀行第二巻 札幌|小樽|函館 北の街はリラの香り」作品社
入力土屋隆
校正noriko saito

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