ブウテ フレデリック 、森 鴎外 (翻訳者)

橋の下

新字新仮名 約3,924字・読了目安8分

この作品を読む Amazonで探す

一本腕は橋の下に来て、まず体に一面に食っ附いた雪を振り落した。川の岸が、涜されたことのない処女の純潔に譬えてもいいように、真っ白くなっているので、橋の穹窿の下は一層暗く見えた。しかしほどなく目が闇に馴れた。数日前から夜ごとに来て寝る穴が、幸…

作品情報

分類NDC 953
公開日2008-01-27
最終更新2014-09-21
底本 「諸国物語(上)」ちくま文庫、筑摩書房
入力土屋隆
校正noriko saito

底本情報の詳細は青空文庫の図書カードを参照してください。