宮本 百合子

人民戦線への一歩

新字新仮名 約5,003字・読了目安10分

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うちを出て、もよりの省線の駅までゆく途中の焼跡にも、この頃はいろいろの露店が出はじめた。葭簀ばりの屋台も、いくつかある。 きのう、霜どけのぬかるみを歩いてその通りをゆくと、ちょうど八百やが露店を出していた。人参、葱、大根が並んでいる。鉢巻し…

作品情報

初出「サンデー毎日」1946(昭和21)年2月3日号
分類NDC 611 914
公開日2003-10-18
最終更新2014-09-18
底本 「宮本百合子全集 第十六巻」新日本出版社
入力柴田卓治
校正磐余彦

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