宮本 百合子

石を投ぐるもの

新字新仮名 約4,039字・読了目安8分

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去る十二月十九日午後一時半から二時の間に、品川に住む二十六歳の母親が、二つの男の子の手をひき、生れて一ヵ月たったばかりの赤ちゃんをおんぶして、山の手電車にのった。その時刻にもかかわらず、省線は猛烈にこんで全く身動きも出来ず、上の子をやっと腰…

作品情報

初出「文明」1946(昭和21)年3月号
分類NDC 367 914
公開日2003-10-18
最終更新2014-09-18
底本 「宮本百合子全集 第十六巻」新日本出版社
入力柴田卓治
校正磐余彦

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