伊藤 野枝

わがまま

新字新仮名 約8,525字・読了目安17分

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関門の連絡船を降りる頃から登志子は連れのまき子や安子がいそいそと歩いていく後から重い足どりでずっと後れて歩いていった。この前年の夏休みに叔母とまき子と三人でここに降りた時には登志子は何とはなしになつかしい家の門に車から降りた時のような気がし…

作品情報

分類NDC 913
公開日2002-11-18
最終更新2014-09-17
底本 「伊藤野枝全集 上」學藝書林
入力林幸雄
校正UMEKI Yoshimi

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