宮本 百合子

蚊遣り

新字新仮名 約516字・読了目安1分

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丘をはさんで点綴するくさぶき屋の低い軒端から、森かげや小川の岸に小さく長閑に立っている百姓小舎のくすぶった破風から晴れた星空に立ちのぼってゆく蚊やりの煙はいかにも遠い昔の大和民族の生活を偲ばせるようで床しいものです。此の夏は福島のふるさとに…

作品情報

初出「読売新聞」1920(大正9)年8月2日号
分類NDC 914
公開日2003-11-03
最終更新2014-09-18
底本 「宮本百合子全集 第十七巻」新日本出版社
入力柴田卓治
校正磐余彦

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