宮本 百合子

九州の東海岸

新字新仮名 約3,084字・読了目安6分

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細い流れがうねって引込んである。奥の植込みに、石南花が今を盛りに咲いていた。海、砂、五月の空、互になかなか美しい、もう一本目を牽く樹があった。すんなり枝を延ばし梢高く、樹肌がすべすべで薄紅のに、こちゃこちゃ、こちゃこちゃとかたまって濃緑、臙…

作品情報

初出「読売新聞」1926(大正15)年6月1~3日号
分類NDC 915
公開日2003-11-21
最終更新2014-09-18
底本 「宮本百合子全集 第十七巻」新日本出版社
入力柴田卓治
校正磐余彦

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