宮本 百合子

昔の思い出

新字新仮名 約2,177字・読了目安4分

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玄関の横の少し薄暗い四畳半、それは一寸茶室のような感じの、畳からすぐに窓のとってあるような、陰気な部屋だった。女学校へ通う子供の時分から、いつとはなしに、私はその部屋を自分の勉強部屋と決めて独占してしまったのである。私はその部屋で、誰にも邪…

作品情報

初出「文章倶楽部」1926(大正15)年10月号
分類NDC 914
公開日2003-11-24
最終更新2014-09-18
底本 「宮本百合子全集 第十七巻」新日本出版社
入力柴田卓治
校正磐余彦

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