宮本 百合子

日記

新字新仮名 約3,064字・読了目安6分

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ある夜 細長い土間のところへ入って右手を見ると、そこがもう座敷で、うしろの壁いっぱいに箪笥がはめこんである。一風変った古風な箪笥で、よく定斎屋がカッタ・カッタ環を鳴らして町を担いで歩いた、ああいう箪笥で、田舎くさく赤っぽい電燈の光に照らされ…

作品情報

初出「文芸」1935(昭和10)年3月号
分類NDC 915
公開日2003-11-30
最終更新2014-09-18
底本 「宮本百合子全集 第十七巻」新日本出版社
入力柴田卓治
校正磐余彦

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