東京へ近づく一時間
新字新仮名 約2,872字・読了目安6分
近くには黄色く根っ株の枯れた田圃と桑畑、遠くにはあっちこっちに木立と森。走りながら単調な窓外の景色は、時々近く曇天の下に吹きつけられて来る白い煙の千切れに遮られる。 スチームのとおっている汽車の中はどっちかというと閑散で、くくられた桑の細い…
作品情報
| 初出 | 「文学評論」1935(昭和10)年3月号 |
|---|---|
| 分類 | NDC 913 |
| 公開日 | 2003-11-30 |
| 最終更新 | 2014-09-18 |
| 底本 | 「宮本百合子全集 第十七巻」新日本出版社 |
| 入力 | 柴田卓治 |
| 校正 | 磐余彦 |
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