宮本 百合子

祖父の書斎

新字新仮名 約2,181字・読了目安4分

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向島の堤をおりた黒い門の家に母方の祖母が棲んでいて、小さい頃泊りに行くと、先ず第一に御仏壇にお辞儀をさせられた。それから百花園へ行ったり牛御前へ行ったりするのだが、時には祖母が、気をつけるんだよ、段々をよく見て、と云って二階へつれてあがった…

作品情報

初出「東京堂月報」1939(昭和14)年12月号
分類NDC 019
公開日2003-12-12
最終更新2014-09-18
底本 「宮本百合子全集 第十七巻」新日本出版社
入力柴田卓治
校正磐余彦

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