岡本 かの子

上田秋成の晩年

新字旧仮名 約20,516字・読了目安41分

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文化三年の春、全く孤独になつた七十三の翁、上田秋成は京都南禅寺内の元の庵居の跡に間に合せの小庵を作つて、老残の身を投げ込んだ。 孤独と云つても、このくらゐ徹底した孤独はなかつた。七年前三十八年連れ添つた妻の瑚璉尼と死に別れてから身内のものは…

作品情報

初出「文学界」1935(昭和10)年8月
分類NDC 913
公開日2005-03-24
最終更新2016-01-16
底本 「日本幻想文学集成10 岡本かの子」国書刊行会
入力門田裕志
校正湯地光弘

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