宮本 百合子

長崎の一瞥

新字新仮名 約6,996字・読了目安14分

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第一日 夜なかに不図目がさめた。雨の音がする。ぱらぱら寝台車の屋根を打つ音が耳に入った。私は、家に臥て静に夜の雨音を聴くようなすがすがしいいい心持がした。 午前六時何分かに、鳥栖で乗換る頃には霧雨であった。南風崎、大村、諫早、海岸に沿うて遽…

作品情報

初出「宮本百合子全集 第十八巻」新日本出版社、1981(昭和56)年5月30日
分類NDC 915
公開日2004-05-09
最終更新2014-09-18
底本 「宮本百合子全集 第十八巻」新日本出版社
入力柴田卓治
校正磐余彦

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