宮本 百合子

よろこびはその道から

新字新仮名 約320字・読了目安1分

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夕暮 仕事につかれ 「赤と黒」とを手にもって 縁側に腰かけている きょうも 空しいままに暮れた わがよろこびの小径を眺めながら。 松の木と木の間をぬけて 草道はうねり あっちの林へ消えている その道の果はこの庭 この間の嵐で 松の落葉の散り…

作品情報

初出「宮本百合子全集 第十八巻」新日本出版社、1981(昭和56)年5月30日
分類NDC 911
公開日2004-05-22
最終更新2014-09-18
底本 「宮本百合子全集 第十八巻」新日本出版社
入力柴田卓治
校正磐余彦

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