梶井 基次郎

檸檬

新字新仮名 約5,398字・読了目安11分

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えたいの知れない不吉な塊が私の心を始終圧えつけていた。焦躁と言おうか、嫌悪と言おうか――酒を飲んだあとに宿酔があるように、酒を毎日飲んでいると宿酔に相当した時期がやって来る。それが来たのだ。これはちょっといけなかった。結果した肺尖カタルや神…

作品情報

初出「青空 創刊号」青空社、1925(大正14)年1月
分類NDC 913
公開日1998-08-31
最終更新2016-07-05
底本 「檸檬・ある心の風景 他二十編」旺文社文庫、旺文社
入力j.utiyama
校正野口英司

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