豊島 与志雄

月かげ

新字新仮名 約6,883字・読了目安14分

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四月から五月へかけた若葉の頃、穏かな高気圧の日々、南西の微風がそよそよと吹き、日の光が冴え冴えとして、着物を重ねても汗ばむほどでなく、肌を出しても鳥肌立つほどでなく、云わば、体温と気温との温差が適度に保たれる、心地よい暖気になると、私は云い…

作品情報

初出「婦人公論」1924(大正13)年7月
分類NDC 913
公開日2007-11-14
最終更新2014-09-21
底本 「豊島与志雄著作集 第二巻(小説Ⅱ)」未来社
入力tatsuki
校正小林繁雄、門田裕志

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