豊島 与志雄

或る素描

新字新仮名 約11,777字・読了目安24分

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長谷部といえば、私達の間には有名な男だった。 或る時、昼食後の休憩の間に、一時までという約束で同僚を誘って、会社と同じビルディングの中にある、撞球場に出かけた。そしていつまでも撞棒を離さなかった。同僚は一時になると先へ引上げてきたが、彼は三…

作品情報

初出「新潮」1925(大正14)年7月
分類NDC 913
公開日2007-12-26
最終更新2014-09-21
底本 「豊島与志雄著作集 第二巻(小説Ⅱ)」未来社
入力tatsuki
校正小林繁雄、門田裕志

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