豊島 与志雄

待つ者

新字新仮名 約3,134字・読了目安6分

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少しく距離をへだてた人家の、硝子戸のある窓や縁先から、灯火のついている室内を眺めると、往々、おかしなことを考える。じかにまざまざと見えるのではいけない。多少の距離と硝子戸などで、室内の灯火と物象とがぼかされ美化され、人影はくっきり浮出しなが…

作品情報

分類NDC 914
公開日2006-06-12
最終更新2014-09-18
底本 「豊島与志雄著作集 第六巻(随筆・評論・他)」未来社
入力tatsuki
校正門田裕志

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