坂口 安吾

夜長姫と耳男

新字新仮名 約27,355字・読了目安55分

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オレの親方はヒダ随一の名人とうたわれたタクミであったが、夜長の長者に招かれたのは、老病で死期の近づいた時だった。親方は身代りにオレをスイセンして、 「これはまだ二十の若者だが、小さいガキのころからオレの膝元に育ち、特に仕込んだわけでもないが…

作品情報

初出「新潮 第四九巻第六号」1952(昭和27)年6月1日
分類NDC 913
公開日2006-03-26
最終更新2014-09-18
底本 「坂口安吾全集 12」筑摩書房
入力砂場清隆
校正田中敬三

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