豊島 与志雄

牛乳と馬

新字新仮名 約12,166字・読了目安24分

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橋のところで、わたしは休んだ。疲れたわけではないが、牛乳の一升瓶をぶらさげてる、その瓶容れの藁編みの紐が、掌にくい入って痛かった。どうせ急ぐこともない。牧場の前の茶店まで、家から一キロ半ほどの道を、散歩のつもりで往復するのである。九月にはい…

作品情報

初出「思索」1949(昭和24)年11月
分類NDC 913
公開日2006-12-23
最終更新2014-09-18
底本 「豊島与志雄著作集 第五巻(小説Ⅴ・戯曲)」未来社
入力tatsuki
校正小林繁雄、門田裕志

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