紫大納言
新字新仮名 約13,241字・読了目安26分
昔、花山院の御時、紫の大納言という人があった。贅肉がたまたま人の姿をかりたように、よくふとっていた。すでに五十の齢であったが、音にきこえた色好みには衰えもなく、夜毎におちこちの女に通った。白々明けの戻り道に、きぬぎぬの残り香をなつかしんでい…
作品情報
| 分類 | NDC 913 |
|---|---|
| 公開日 | 2008-12-14 |
| 最終更新 | 2014-09-21 |
| 底本 | 「坂口安吾全集3」ちくま文庫、筑摩書房 |
| 入力 | 花菱蓮 |
| 校正 | 小林繁雄 |
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