坂口 安吾

遺恨

新字新仮名 約10,581字・読了目安21分

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梅木先生は六十円のオツリをつかんで中華料理店をとび出した。支那ソバを二つ食ったのである。うまかったような気がする。然し、味覚の問題ではない。先生は自殺したくなっていた。インフレ時代に物を食うということが、こんなミジメなものだとは。お金をだし…

作品情報

初出「娯楽世界 第二巻第五号」銀五書房、1948(昭和23)年5月1日
分類NDC 913
公開日2007-06-27
最終更新2014-09-21
底本 「坂口安吾全集 06」筑摩書房
入力tatsuki
校正小林繁雄

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