坂口 安吾

戦争と一人の女

新字旧仮名 約9,155字・読了目安18分

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野村は戦争中一人の女と住んでゐた。夫婦と同じ関係にあつたけれども女房ではない。なぜなら、始めからその約束で、どうせ戦争が負けに終つて全てが滅茶々々になるだらう。敗戦の滅茶々々が二人自体のつながりの姿で、家庭的な愛情などといふものは二人ながら…

作品情報

初出「新生 臨時増刊号第一輯」1946(昭和21)年10月1日
分類NDC 913
公開日2009-07-11
最終更新2021-10-14
底本 「坂口安吾全集 04」筑摩書房
入力tatsuki
校正深津辰男・美智子

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