坂口 安吾

手紙雑談

新字旧仮名 約4,166字・読了目安8分

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(上) スタンダアルやメリメのやうに死後の出版を見越して手紙を書残した作家がある。私も少年の頃はさういふ気持が強く一々の手紙に自分の存在を書き刻むやうな気持であつたが、その努力が今ではすべて小説にとられ、手紙は用件を書きなぐるのが精一杯で、…

作品情報

初出「中外商業新聞」1936(昭和11)年12月24日~26日
分類NDC 914
公開日2006-01-17
最終更新2014-09-18
底本 「坂口安吾全集 02」筑摩書房
入力tatsuki
校正今井忠夫

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